ZEH(ゼッチ)って結局おトクなの?光熱費と売却価格から考える不動産屋の本音

ZEH(ゼッチ)って結局おトクなの?光熱費と売却価格から考える不動産屋の本音

こんにちは、阿倍野区で不動産営業をしているストレートホームです。

最近、一戸建ての広告やマンションのパンフレットでよく目にする「ZEH(ゼッチ)」という言葉。営業マンから「これからはZEHの時代ですよ!」「補助金が出ますよ!」と勧められた経験がある方も多いのではないでしょうか。

でも、正直なところこう思いませんか? 「設備にお金がかかる分、結局トータルで損してない?」

今回は、不動産のプロとして、カタログスペックではない**「家計へのインパクト」と「将来の資産価値」**という2つの視点から、ZEH物件が本当におトクなのか本音で解説します。

そもそもZEH(ゼッチ)をざっくり言うと?

ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略です。 簡単に言うと、「断熱性能を上げて、省エネ設備を使い、太陽光発電などでエネルギーを創ることで、年間の一次エネルギー消費量を実質ゼロ以下にする家」のこと。

つまり、「外気の影響を受けにくく、「光熱費がめちゃくちゃ安い家」と考えてください。

本音1:光熱費の「削減額」はバカにできない

「ZEHにすると建築費が数百万円上がる」と言われると、しり込みしてしまいますよね。しかし、昨今の電気代・ガス代の高騰を考えると、見え方が変わってきます。

月々のランニングコストの差

一般的な住宅とZEH住宅では、光熱費に月々1万円〜1.5万円ほどの差が出ることが珍しくありません。

  • 年間で12万円〜18万円の削減
  • 35年住めば、420万円〜630万円の差

これ、実はバカにできない金額です。住宅ローンの借入額が200万円増えたとしても、月々の返済額アップは約6,000円程度(金利によりますが)。光熱費の削減分で、ローンの増額分を十分にカバーできてしまう計算になります。

さらに、ZEHは「高断熱」です。冬の朝、リビングが凍えるような寒さにならず、夏はエアコンがすぐに効く。この快適さというプライスレスな価値も、住んでみてから実感する大きなメリットです。

本音2:「売却価格」にどう影響するのか?

不動産屋として一番お伝えしたいのがここ、将来の資産価値(リセールバリュー)です。

結論から言うと、これからは「ZEHでない家」は売りにくくなる可能性が高いです。

住宅の「省エネ性能表示」が義務化された

2024年4月から、不動産の販売・賃貸時に「省エネ性能」を表示することが努力義務化されました。家電に「省エネ星マーク」がついているように、家にも「この家は燃費が良いですよ」というラベルが貼られる時代になったのです。

10年後、あなたが家を売ろうとしたとき。

  • A物件:ZEH基準をクリアし、光熱費が安いことが証明されている家
  • B物件:断熱性能が低く、冬寒くて光熱費が高い家

買い手がどちらを選ぶかは明白です。中古市場においても「燃費の悪い家」は買い叩かれる、あるいは敬遠されるリスクがあります。ZEHにするための追加費用は、単なるコストではなく「将来の売却価格を守るための保険」とも言えるのです。

本音3:補助金と住宅ローン控除の罠

「ZEHはおトク」と言われる最大の理由は補助金ですが、ここには注意が必要です。

  1. 補助金は早い者勝ち: 国の予算には上限があり、タイミングを逃すと1円ももらえません。
  2. 住宅ローン控除の差: 現在、省エネ性能が高い家ほど、住宅ローン控除の借入限度額が優遇されています。逆に、最低限の基準を満たさない家は、控除額がガクンと減る仕組みになっています。

「ZEHにするお金がもったいないから」と標準仕様の家を建てた結果、税金の控除で損をして、将来の価値も下がる……。これこそが、一番もったいないパターンです。

まとめ:不動産屋ならZEHを選ぶか?

私が今、自分の家を建てるなら、間違いなくZEH(あるいはそれに準ずる性能)を選びます。

理由は単純で、「目先の100万円、200万円をケチって、一生払い続ける光熱費と、将来の売却価格をドブに捨てるのは損だ」と分かっているからです。

もちろん、無理な予算を組むのは禁物です。しかし、「なんとなく高そうだから」という理由でZEHを候補から外しているなら、一度しっかりシミュレーションしてみることをお勧めします。

阿倍野区周辺で「この物件の省エネ性能ってどうなの?」「トータルでどっちが得?」と悩まれている方は、ぜひお気軽にストレートホームへご相談ください。営業トーク抜きの「本音」でアドバイスさせていただきます!

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