引渡しと入居準備—スムーズな新生活のスタートのために

引渡しと入居準備—スムーズな新生活のスタートのために

マイホームの購入契約が完了し、住宅ローンの手続きも進んだら、いよいよ 物件の引渡しと入居準備 です。
しかし、ここで油断すると「思ったより手続きが多くて大変だった」「事前に確認すべきことを見落としていた」といったトラブルが発生することがあります。 スムーズに新生活を始めるために、引渡し前の準備、引渡し当日のチェックポイント、引っ越しの手配、ライフラインの手続き などを詳しく解説します。

1.引渡し前に準備すべきこと

物件の引渡しが近づいたら、事前に以下の準備を進めておくことが大切です。

 住宅ローンの最終手続きを完了させる

基本的には不動産会社が段取りしますので安心してください。

1.銀行とお金を借りる契約をする
2.引渡日(決済日)の日程の調整
3.毎月の返済日を確認
4.繰り上げ返済の条件を確認

登記の手続き

こちらも不動産会社が段取りするので必要書類を整えましょう。

1.売買契約書
2.住民票

住宅ローンの契約時には印鑑証明書なども必要になります。
登記費用につては、司法書士により金額が変わりますので見積り金額をしっかり確認してください。

また、「登記費用の相場と仕組み「ぼったくりに遭ってませんか?」も参考にして下さい。

火災保険・地震保険の契約

火災保険では、火災の時の保証だけでなく加入しているプランにもよりますが以下の場合も保証されます。

1.火災
2.地震
3.家具・家電
4.台風・雷・ひょう・雪
5.洪水・床上浸水
6.窃盗

詳しくは「火災保険の意外な保証内容 – 知らないと損するポイントとは?」を参考にして下さい。

2.引渡し当日(決済日)の流れ

引渡しは平日の銀行で行います。銀行では住宅ローンで借りるお金が自分の口座に振り込まれます。その中から売主様や司法書士等に支払い、売主様からは鍵をもらいます。基本的にはこれで終了です。
不動産会社によってはその後に購入したお家に行って確認することもあります。

3.引っ越しの準備と手配

引っ越し業者を選ぶ際は、価格だけでなく、サービス内容や口コミをチェック しましょう。

選ぶ際のポイント

荷物の量と引っ越し距離 に応じた料金を確認
✔ エアコン取り付け・家具の組み立てサービスの有無
✔ 運送時の補償(破損・紛失時の対応)

引っ越し費用を抑えたい場合は、 平日・オフシーズン(1〜2月、6〜9月) に引っ越しをすると料金が安くなることが多いです。

荷造りのコツ

新居で必要なものから梱包 していく
ダンボールに部屋ごとのラベルを貼る(どこに運ぶべきか分かりやすくする)
貴重品(通帳・契約書・現金)は別途管理 する

4.ライフライン(電気・水道・ガス・ネット)の契約手続き

新居に入居する前に、ライフラインの開栓手続きを済ませておくことで、引き渡し当日から清掃したり荷物を運んだりできます。ガスの開栓は立会が必要になりますので、できるだけ事前にお手続きをしましょう。

まとめ

マイホームの引渡しから入居準備までの流れをスムーズに進めるためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。

💡 ポイントのおさらい住宅ローンの最終手続きを済ませる
登記や火災保険の契約を確認する
引渡し当日に物件を細かくチェックする
引っ越し業者の手配と荷造りを計画的に進める
電気・水道・ガスの契約を済ませる

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