気に入った物件が見つかり、住宅ローンの準備も整ったら、いよいよ 購入申し込みと契約 のステップに進みます。しかし、不動産売買の契約は人生の中でも特に大きな金額が動くため、事前に注意点を理解しておかないと「こんなはずじゃなかった…」と後悔する可能性もあります。 申し込みから契約までの流れをスムーズに進めるために、重要事項説明や契約時のチェックポイント について詳しく解説します。
1.購入申し込みとは?

物件を気に入った場合、不動産会社に「購入申し込み」をすることで、売主に対して 正式に購入の意思を伝える ことができます。この段階では まだ契約ではなく、あくまで売主との交渉のための手続き となります。
購入申し込み時に確認すべきポイント
- 希望する価格で交渉できるか?
- 契約日や引き渡し日を調整可能か?
- キャンセル時の条件は?(手付金の返還など)
2.手付金とは?

購入申し込みを終えた後、契約する際に 「手付金」 を支払うことが一般的です。
手付金のポイント
- 売買価格の5〜10%程度 が相場
- 契約の証として支払い、契約後に返金されない場合が多い
- 契約をキャンセルする場合、手付金を放棄することで解除できることもある
重要事項説明にもありますが、契約を結ぶ前に「手付金が戻る条件」についても確認しておくことが重要です。
3.重要事項説明とは?

契約前に不動産会社から説明される重要なポイント
売買契約を結ぶ前には、宅地建物取引士から 「重要事項説明」 を受けます。これは、不動産の法律や契約内容に関する重要な説明であり、契約に関するトラブルを防ぐために十分に理解するようにしましょう。
重要事項説明のチェックポイン
✔契約する物件の権利関係(所有者・抵当権など)
✔ 物件に関する制限(都市計画や建築制限)
✔ 管理費や修繕積立金(マンションの場合)
✔ 契約解除の条件(違約金や手付金の扱い)
契約を結ぶ前に、疑問点があれば 必ず質問し、納得した上で進める ことが大切です。
4.売買契約の流れ

売買契約の流れは以下のようになります。
① 重要事項説明を受ける(契約前に内容を確認)
② 契約書に署名・押印する(売主・買主が契約を結ぶ)
③ 手付金を支払う(契約時に現金で支払うことが多い)
④ 住宅ローンの本申込手続き(本申込後に融資契約を締結)
⑤ 残代金の支払い・物件の引渡し
5.契約時の注意点

契約時に「見落としがちなポイント」を理解しておくことで、スムーズな取引が可能になります。
✔ 契約書の内容を細かく確認する(特にキャンセル条件)
✔ 違約金が発生するかどうかチェックする
✔ 住宅ローンの契約と売買契約のスケジュールを合わせる
契約後に「思っていた条件と違った…」とならないように、細かい部分までチェックしましょう。
過去の記事で「売買契約書 7つの注意点」も参考にしてください。
まとめ
不動産の購入は大きな金額ですので、後から後悔しないように不明な点は細部まで確認しましょう。
重要事項説明書や契約書の内容は事前に確認することもできます。
契約当日に細部まで確認できるか不安な方は、契約日までに契約書等をもらってご自宅でゆっくりと確認してください。
また、自分で確認しても不安な方は、契約書の内容をチェックをプロにお願いしましょう。
ストレートホームでは、無料で契約書のチェックをさせて頂きますので、お気軽にご相談ください。
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「売買契約書 7つの注意点」も参考にしてください。